テトラゲルを用いて医療に革新を起こす東京大学発のバイオベンチャー企業のジェリクル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:増井 公祐、以下「ジェリクル」)と日油株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:沢村 孝司、以下「日油」)は、テトラゲルの医療応用に向けた共同研究契約を締結しましたので、お知らせ致します。
本契約では、ジェリクルが有するテトラゲル(Tetra-gel)(※1)を再生医療領域で実用化することを目指し、複数の製品を共同研究して参ります。
テトラゲル技術による細胞接着性ポリエチレングリコール(PEG)ゲルを用いた細胞培養用足場材の実用化検討に取り組みます。再生医療分野では、従来から動物由来の足場材が広く利用されていますが、天然系であり構成成分が不明確であることから、合成系材料による代替が望まれています。この度、ジェリクルは日油と共同で、テトラゲル技術を用いた合成系の細胞培養用足場材の研究に取り組みます。
ジェリクルは、再生医療用に複数の製品を早期に市場へ提供することを目指し、ドラッグデリバリーシステム(DDS)用材料のPEG誘導体提供におけるリーディングカンパニーであり、新しい医療材料事業に積極的に取り組んでいる日油と共同研究契約を締結致しました。早急な研究を進め、いち早く市場に製品を投入して参ります。
※本件に関する日油からのプレスリリースリンク:https://www.nof.co.jp/files/news/jp/230801_Gellycle.pdf
詳細は下記のURLを御覧ください。
ジェリクルが日油とテトラゲルの再生医療領域での応用に向けた共同研究契約を締結